ピアノを買取前にしておくこと
楽器の中でもかなり大型なピアノですが、一般住宅用として購入したものなどはなかなか処分に困ることがあります。
一般向けの他に、廃校になった学校や喫茶店・バーなどで使用していたものが不要となってしまうことでどこかに処分を依頼しなければならないことがよくあります。
中でも一人で動かすことができないグランドピアノは捨てるにしても譲るにしても非常に苦労をするところです。
一般的なグランドピアノは重量が250～400kgにもおよぶことになりますので、自分でゴミ捨て場や買取ショップに持っていくということはほぼ不可能です。
まず完全に古くなってしまったピアノの処分方法ですが、地域の粗大ごみとして依頼するということがあります。
各市町村では提携している粗大ごみ処理業者がありますので、そちらでピアノの処分をしたいと相談することで可能な業者を紹介してもらえます。
ただし電子ピアノくらいまでならOKでもグランドピアノくらいの大きさになると引取ができないと断られることもありますので、その場合は別の方法で処分をすることを考えなくてはいけません。
そこでピアノの回収として利用されるのが不用品回収業者です。
不用品回収業者では数千円程度で引き取ってくれるところが多く、中には輸送費込みで引き取りまでを無料で行ってくれるところもあります。
そうした引取業者はピアノの状態によっては海外の発展途上国などに中古販売するようになっているので、とりあえずはなんとかしてすぐ処分したいという人におすすめです。
一方でピアノの状態がよくまだまだ十分に使えるということなら買取にかけることがおすすめになります。
ピアノ買取は有名楽器メーカーを始め、専門の買取業者によって行われているので複数の業者に見積をとることでかなり高額の価格をつけてもらえることもあります。
ピアノ買取のおすすめの業者
中古のピアノの価格を決めるのは、メーカー名や型番、製造番号、ペダルの本数といった部分です。
また木材部分や塗装面の状態がよければかなりよい条件で買取をしてもらえます。
ピアノ買取業者の大手としては「ヤマハピアノサービス」や「タケモトピアノ」「ユニオン楽器」などが大きなシェアとなっています。
これらは全国規模で買取をしているので、条件により輸送費などすべて込みの価格で引取をしてもらえます。
ただ全てのピアノに価格がつくと言うわけではなく、「新品購入時の価格が安いピアノ」や「年式が古すぎるピアノ」「正常に音が鳴らないピアノ」などは中古販売できないとして価格がつかないこともあるようです。
その場合は無料で引き取ってもらえる処分業者を探すようにしましょう。
