現代アートの絵画とは
かつてバブル期には、日本の富裕層が世界中から多くの有名絵画を買い漁ったものですが、現在においてもアート作品は投資向けとして非常に人気があります。
ただし一枚数千万~数億もするような有名古典絵画ではなく、今後世界的にブレイクする可能性のある「現代アート」の方が主流になってきており、現在存命中の新進気鋭のアーティストが日々多くの作品を世に送り出しています。
ところで古典絵画と現代アートの違いはどこにあるかというと、一般的な定義としてその時代の世相や主張などを美術的表現で示したもののことです。
最もわかりやすい現代アートの例として1917年にニューヨークの展覧会で発表された「泉」という作品があり、こちらは一般的な便器をそのまま展示するという非常に斬新なものでした。
こちらの作品は、発表当時は芸術作品として認められることがなくさまざまな論争を呼びましたが、現在ではむしろそうした先進的なアートの方が世界的に高く評価される傾向があります。とはいえ「現代アート」とひとまとめにしてもその方法や表現は何らかの枠に収めることができるものではないので、何を持って芸術品とするかはそれを購入する人の目にかかっていると言えます。
ここ近年では町中にアートを取り入れようという自治体も多く、公園内や歩道など広場に多くのオブジェや作品が展示されているのを見かけます。
専門業者に依頼することにより、展示をしたい場所に設置可能な現代アートを発注してくれるサービスなどもありますので、これから住宅建築やデザインをしようと考えている人はそうしたところを探してみるのがよいと言えます。
現代アートの絵画を高額で買取ってもらうコツ
一方で問題になるのが、そうして設置された作品の処分方法です。通常の建築物や家財道具と異なり、アート作品はそれ自体に高い価値が認められています。壁画や地面に固定された像などでも、取り外して他の場所で展示することが可能なのでまずは専門業者に依頼をしてみてください。
現代アートの買取に関しては「総合美術買取センター」などの専門業者が全国規模で買取を行っています。その場合、現地に来てもらって作者や状態、アートとしての価値を確認してから買取価格が決められます。
絵画の買取相場の判断材料
ここで、総合美術買取センターのHPを見て見ましょう。専門業者においては、何を基準に相場を決めているのでしょうか。
最も重要なポイントとなるのが「作家名」で、著名な芸術家ほど価値は高くなります。実際、総合美術買取センターにおいてはアンディ・ウォーホルや草間彌生(弥生)といった、世界的に知られる現代アート作家の買取を強化しており、知名度の高さが価値を決める大きな要因なっていると言えるでしょう。これは、現代アートだけに限らず、絵画を初めとした美術品全般に当てはまることです。
そのほかにも、現代アートの査定金額に重要な要素となるのは「作品名」や「技法」、さらに「保管状態」なども挙げられます。現代アートの場合購入時にあまり名の知られていない芸術家でも、その後の作品が国際的に評価されることで一気に価格が上がることもありますので、誰がいつ作ったものかという情報がはっきりしていると査定額が出しやすくなります。
古い建物内の作品の場合、驚くような作家のものが見つかることもありますのでまずは査定を依頼することをおすすめします。