意外と深いリカちゃん人形の歴史
女性なら誰もが一度は遊んだことがあると言っても過言ではないのが、子供から大人にまで人気の「リカちゃん人形」です。
リカちゃん人形は、タカラトミーの主力商品で、累計出荷数はなんと5000万体を超えています。
リカちゃん人形が誕生したのは1967年のことで、昭和の女の子のお人形遊びといえばリカちゃんが大定番でした。
50年近く日本の女の子達を魅了し、夢を与え続けてきたおもちゃと言えるでしょう。
バービー人形も人気でしたが、日本で世代を超えて愛されているのはやはりリカちゃん人形です。
お母さんが使っていたリカちゃんを娘が引き継いでいるなんてご家庭もあるかもしれません。
ちなみにあまり知られていませんが、このリカちゃんのフルネームは「香山リカ」ちゃんだそうです。
ハマる人続出!リカちゃん人形の魅力
小さな頃からいつも一緒に遊んでいたリカちゃん人形ですが、最近では大人もコレクションなど異なる目的でハマることが増えています。
大人の中でリカちゃんブームのきっかけとなったのは、2014年よりスタートしたTwitterです。
大人向けのブランドとしてスタートした「Licca」を宣伝するために、Twitterを通して情報発信を始めたことが多くの女性にウケたというわけです。
リカちゃんが東京都内の人気スポットにお出かけして写真を撮りインスタやTwitterに投稿するといった、まるで実在する女の子のようなリアル感を出しながら情報発信を続けた結果、大人の心を魅了し揺さぶることに成功したんです。
リカちゃん人形のYouTubeチャンネル「リカちゃんTube」というアカウントでは、リカちゃんがどんなライフスタイルを送っているのかなど、ショートストーリーなどをチェックすることができます。
お人形遊びから懐かしい思い出の詰まったリカちゃん人形が、今では手軽にスマホ一台で映像や写真を通して楽しめるという手軽さが、多くの大人に人気の火をつけた秘密と言えるでしょう。
高値がつく理由はズバリこの2つ!
大人の間でブームとなっているリカちゃん人形ですが、これらに高値がつく理由としてまず一つ目に、子供時代に「欲しくても買ってもらえなかった」という大人が少なくないというものがあります。
自分のお金でリカちゃん人形を購入できるようになったため、高値でも需要が下がらず販売できることが増えました。
その後、収納棚やお部屋にずらりとコレクションする喜びを一度感じてしまったら、レアなものでも多少高くても手が出てしまうのがリカちゃん人形の魅力なんです。
リカちゃん人形に高値がつく二つ目の理由は、昭和時代のリカちゃんとは違ったスタイリッシュな印象のリカちゃん人形が流通しているからという点にあります。
大人向けのリカちゃん人形として「Licca」というラインナップが用意されており、子供時代とは全く違った見方でリカちゃん人形を楽しむという大人が増えています。