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マイナスイメージを持たれる中古ジュエリー

最近では中古品が多く売買されるようになり、フリマアプリなどでも個人で売買されるようになっています。
洋服やバッグなどもそうなのですが、多いのがジュエリーです。

ネットショップなどでもジュエリーが販売されていますが、「中古品」とあるとちょっと買うのをためらうという人も多いです。
中古というと、マイナスイメージを持ってしまうからです。
汚れているのではないかとか、価値が下がっているのではないか、デザインが古いのではないか、そして誰が使っていたかわからないし怖いといったイメージが持たれがちです。

特にジュエリーは誰が使っていたかわからないし、その人の「念」がこもっているのではないかという恐怖があるのです。
例えばネックレスや指輪には使っていた人の念がこもっており、それが怨念であったらどうしよう、と勝手に想像して恐怖を感じているのです。
というのも、ジュエリーと言えば「愛着を持って長く愛するもの」というイメージを持つ人が多いため、どうしても「前の持ち主」がちらつく人が多いようです。

しかし実際に、中古のネックレスや指輪を購入して身につけ、何か恐ろしい体験をしたというような話はありません。
「念」というのは、自分自身の心が生み出しているものなのです。

中古ジュエリーには魅力がある

実は世界のジュエリー市場、宝石市場には中古品が溢れています。
個人が買取店などに売ったものやジュエリーショップが在庫を多く抱えてしまったもの、新商品を売り出すために在庫を放出したもの、閉店するために在庫一掃したものなどがそうです。
ジュエリーの中には貴金属部分をスクラップし、新しいジュエリーに生まれ変わるものもありますが、中古ジュエリーのほとんどは職人が磨いて新品に近い状態に仕上げることができます。

ジュエリーはいくら古くなっても腐敗したり、劣化で壊れてしまうことはありません。
使用していると多少の傷はつきますが、手入れをすると蘇るのです。
また、あえて古いままの状態で使うアンティークジュエリーやヴィンテージジュエリーは、これから生産されることがないものであり、手に入れることもできないという特別な価値がプラスされます。
これらはさらに年数が経つにつれ、価値は上がっていきます。

中古ジュエリーに対するイメージを、このように変換してみてはいかがでしょう。
古い=二度と戻ってこない時間、汚れがある=ジュエリーの歴史、価値がない=逆に数が少なくて稀少なもの、デザインが古い=クラシカルなデザインが魅力、誰が使っていたかわからなくて怖い=幸せな時間を過ごす時に使っていたもの、という風に考えてみてください。
中古ジュエリーにも魅力を感じることができ、手に取ってみようという気持ちになるでしょう。
中古品の場合、新品よりもお手頃価格で購入できるのも魅力と言えます。

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